9.脂質の種類

ここで、前回のおさらいです。
脂質の役割とはなんだったでしょうか?
【脂質の主な役割】
・脂溶性ビタミンの吸収を助ける
・ホルモンの原料となる
・細胞の壁となる
・内臓や骨を衝撃から守る
・保温や断熱となる
→8.脂質をもう一度読む


今回は脂質の種類について学びます。
脂質は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。

◉飽和脂肪酸
・動物性食品に多く含まれる
・常温で固体の脂質
・過剰摂取で悪玉コレステロールを増やす
(多く含む食品)肉類の脂肪、バター、ラード、生クリーム、ホイップクリーム、乳製品、など
【POINT!】
飽和脂肪酸を多く摂取すると血液の粘土が高まります。また、中性脂肪の割合が高くなり悪玉コレステロールを増加させるといわれています。脂質の過剰摂取は"動脈硬化"の原因とされていますから、焼肉やステーキなどお肉をたくさん食べるときには、できるだけ脂身の少ない部位である、ロースやタン塩、ヒレ肉を選ぶようにしましょう。

◉不飽和脂肪酸
・植物油や魚油,大豆油などに多く含まれる
・常温で液体の脂質

※トランス脂肪酸
・常温で液体の植物油に水素を添加し工業的に製造された脂質
・悪玉コレステロールを増やす
・善玉コレステロールを減らす
・動脈硬化などによる心疾患のリスクを高める
(多く含む食品)マーガリン、ショートニングを含むスナック菓子類、ケーキ、ファストフード店の揚げ物、インスタント食品、レトルト食品、など
※一価不飽和脂肪酸,多価不飽和脂肪酸
・血液中の余分な中性脂肪やコレステロールを減らす
・血液をサラサラにして血栓を防ぐ
・特に青魚の油に多い多価不飽和脂肪酸は心疾患のリスクを下げるとされる
(多く含む食品)オリーブオイル、さんま、イワシ、さば、紅花油、ごま油、ナッツ類、えごま油
【POINT!】
飽和脂肪酸に比べ不飽和脂肪酸の方が健康的なイメージを持つかもしれませんが、飽和脂肪酸であるトランス脂肪酸が健康に与える悪影響は、計り知れないものがあります。仕事や学校で忙しい毎日を送っていると、ついつい簡単に食べることのできるインスタント食品やファストフードに頼ってしまいがちです。しかし、それらは全てトランス脂肪酸を含みますから、動脈硬化や心疾患のリスクを高めてしまうことになるのです。


ここまで脂質の種類について簡単にまとめました。
油を控えることを勧めるダイエット法が多くありますが、その内容を十分に知らず、本当に油を全く摂らずにダイエットを進めてしまうと、健康に大きな支障を来たすことになります。分かりやすく体に現れるのは肌質の低下です。体重が減っても肌がカサカサしていては美しいとは言えませんよね。

脂質の役割を知り、上手に摂りながらダイエットを進めれば、減量と美貌の両方を手にすることができます。




















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