11.カルシウム

    7.たんぱく質

    8.脂質

    9.脂質の種類

10.糖質

と、ここまで3大栄養素についてまとめてきました。※それぞれ番号をクリックすると過去のページへジャンプします。
ここからは、そこに「無機質」と「ビタミン」を足した5大栄養素についてまとめます。

今回は、「無機質=ミネラル=カルシウム」の役割や摂り方を学びます。(カルシウムはミネラルの一種です)

まず、カルシウムの役割です。
・骨や歯の材料になっている
・神経細胞の情報伝達をする
・筋肉の収縮に関係している
などが挙げられます。
骨や歯の材料になっていることは有名で人間の体の土台を作る重要な栄養素です。

そして、カルシウムには多くの種類があります。
私たちは、給食で牛乳を飲む習慣がありましたから、”カルシウム=牛乳”のイメージがああります。しかし、単に牛乳をたくさん飲んだからと言って、カルシウムを吸収できる訳ではありません。
牛乳の他にも、
干しエビ、桜えび、煮干し、しらす干し、ひじき、干しわかめなど海のもの。
ほうれん草、小松菜、モロヘイヤなど畑のもの。
これらも、カルシウムです。
カルシウムには、たくさんの種類がありますし、その種類によって吸収率も異なりますから、その他の栄養素と同様に一つの食品に偏らず、バランスよく摂れるのが理想的です。

カルシウムの一日の摂取量は、年代によって異なります。その中でも、最も必要としている年代は「成長期の子供たち」と言われていますので、ここでは、彼らに焦点を当てて話を進めて行きます。
男の子と女の子では成長期の期間に多少の違いがありますが、男女ともに8〜15歳は共通して成長期と言えますので、こちらを目安に進めます。
すると、一日あたりの摂取量は平均して700~1000mgが理想的のようです。それを食品で摂るとなると、牛乳なら500~800ml、小松菜やモロヘイヤなら併せて500~800gほどを飲んだり食べたりしなければなりません。この数字を毎日達成するのは簡単ではありません。

なんとなく、牛乳を500~800mlと言われると、コップ3杯程度ですから、簡単に思えるかもしれませんが、牛乳だけでカルシウムを摂ることには多くの問題が生じると言われています。特に日本人の消化機能には向いていない食品なのではないかとも言われているのです。この件については、一言では伝えられませんので、また、改めて書きます。

そう考えていくと、どの食品でカルシウムを摂るべきなのか?
私のオススメは、小松菜やモロヘイヤのグリーンスムージーを飲むことを習慣的に取り入れること、小魚や干しエビ、煮干しなどを食べることです。
牛乳も絶対に悪いというものではないと思いますから、併せて植物性のカルシウムも上手に摂っていくと体にとって優しい消化吸収を促すことに繋がります。

大人になると、成長期の子供の時ほどはカルシウムを摂らなくても良いようですが、それでも、一日あたり800mg程度は必要だと言われています。そう考えると、成長期の子供と同じように積極的に摂らなければならない栄養素ということになります。

カルシウムが不足すると、骨粗鬆症になってしまったり、神経が過敏になってしまったりするそうです。よく、カルシウムが足りないとイライラすると言われるのは、カルシウムが神経伝達に関わる栄養素だからだそうです。
カルシウムは、糖質(炭水化物)やタンパク質(肉や魚)などメイン食材ではないため、食卓に並びずらいものですから、意識的に摂取することをオススメします。

特にダイエット時には不足しやすくなりますから、先にも挙げましたが、グリーンスムージーなどを上手に使い、カルシウム不足にならないよう心がけましょう。

※一日あたりの摂取量の情報は厚生労働省/日本人の食事摂取基準を参考にしました。
※鉄分についても後日,書く予定です。


【今回のまとめ】
・カルシウムは骨や歯の材料
・不足するとイライラするのは神経伝達に関わっているから
・牛乳だけでなく小松菜やモロヘイヤを食べよう
・ダイエット時には特に不足しやすい







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